きくらげの見分け方のコツって?保存方法と美味しい食べ方の基本を解説
皆さんこんにちは!
埼玉県で育った純国産きくらげをお届けする「あの日のはごたえ」代表、タクシーきくらげおじさんこと清水雄一郎です。
きくらげの見分け方にコツがあることをご存じですか?
美味しいきくらげを見分けるには色や艶、厚みや生産地が非常に重要なポイントです。
他にも、生きくらげと乾燥きくらげによって食感の違いや保存方法が異なります。
今回はそんな生きくらげ・乾燥きくらげの見分け方のコツ・保存方法・美味しい食べ方の基本までご紹介いたします。
きくらげは生と乾燥の2種類ある
きくらげには生きくらげと乾燥きくらげの2種類があります。
生きくらげと乾燥きくらげでは、食感や調理方法、賞味期限が大きく異なり、シーンによって使い分けることが可能です。
ここではきくらげの種類についてご紹介します。
生きくらげ
生きくらげは、プリっとした程よい弾力が特徴です。
しかし、乾燥キクラゲが持つコリコリとした食感は少し抑えられているため、みずみずしい弾力を楽しみたい方におすすめになります。
生きくらげは国内生産量が682.0tで、熊本県・茨城県・鹿児島県が特産地です。
(※出典:農林水産省 平成28年特用林産基礎資料より)
乾燥きくらげ
乾燥きくらげは生きくらげを乾燥させ加工した乾物で、コリコリとした食感が特徴です。
きくらげ特有のはごたえが、中華料理やとんこつラーメンなどによく合います。
乾燥きくらげは国内生産量が59.57tで、北海道・山口県・大分県が特産地です。
(※出典:農林水産省 平成28年特用林産基礎資料より)
また、生きくらげと乾燥きくらげは原木栽培と菌床栽培の2つの方法で栽培されています。
きくらげの栽培についてはこちらの記事をご覧ください。
美味しいきくらげの見分け方のコツは色・厚み・生産地
どうせなら、美味しいきくらげを食べたいですよね?
美味しいきくらげは、色・厚み・生産地がポイントです。
ここでは、美味しいきくらげの見分け方のコツをご紹介します。
色が濃くて艶っぽい
生きくらげの場合、色が濃くて表面に艶があるものを選ぶと良いでしょう。
乾燥きくらげの場合、表面が黒っぽい充分に乾燥したものがおすすめです。
しっかりとした厚み
生きくらげの場合、厚みをしっかりチェックしましょう。
肉厚なきくらげだと、プリプリした歯ごたえを楽しむことができます。
乾燥きくらげの場合は、厚さ・大きさが揃っているかどうかがポイントです。
生産地は国産かどうか
生きくらげも乾燥きくらげも同様に、生産地は国産かどうかを確認しましょう。
乾燥きくらげについては市場に出回っているものの9割が中国産で、その中にはあまり品質の良くないものも含まれています。
対して、生きくらげは日持ちしないため、中国からは入ってきません。
国産しか市場に出回らないため、きくらげを買うときは国産かどうかをチェックしましょう。
また、実はきくらげは日本が発祥じゃありません!
きくらげの歴史を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
きくらげの保存は常温・冷蔵・冷凍できる!
乾燥きくらげは常温保存ができますが、実は生きくらげもさまざまな保存方法が可能です。
用途に分けて保存方法を選びましょう。
常温で長期保存
生きくらげは常温保存できませんが、乾燥きくらげは春夏秋冬1年を通して常温保存が可能です。
約1年と、長期保存が可能なので常備することができます。
ラップに包んで冷蔵保存
生きくらげは野菜と同じように、できるだけ早く食べきるのが基本です。
ラップに包んでからビニール袋やタッパーに入れて冷蔵庫で保管します。
保存温度は4〜16℃ぐらいまでがベストで、一般家庭であれば冷蔵庫の「野菜室」で保管すれば大丈夫です。
1週間ほどで食べきるようにしましょう。
見た目が腐敗しているか分かりづらい食材のため、もし異臭がしたらすぐに廃棄してください。
湯通し&カットで冷凍保存
生きくらげは冷凍保存も可能です。
冷凍する前に生きくらげを水で軽く洗い、石づきを落として熱湯に30秒ほどくぐらせます。
次に一口大に切り、水分をクッキングペーパーなどで水気を切ってチャック付きポリ袋に入れて冷凍庫へ入れましょう。
調理の際は、凍ったまま使うことができ、冷凍した生きくらげは約1ヶ月保存できます。
きくらげの美味しい食べ方の基本
プリっとコリコリした食感を楽しめ、味の主張が少ないきくらげは、まさに名脇役と呼び名の高い食材です。
どんな料理にも合いますが、今回は代表的な調理方法をご紹介します。
酢の物
きくらげは酢の物にすると、さっぱりして食べやすいです。
葉物やキュウリを刻み、ポン酢やごま油などと和えるだけで簡単に一品作れてしまいます。
炒め物
きくらげといえば、八宝菜などの炒め物のイメージが強いのではないでしょうか。
冷蔵庫に残った野菜とサッと炒めるだけでも、食感を楽しめる野菜炒めが完成します。
ぜひ、バリエーション豊富な炒め物を作ってみてください。
サラダ
味にクセがないきくらげは、生野菜と一緒にサラダにするのもおすすめです。
カニカマやツナなどを入れれば、見た目も華やかでいつもと違った少し贅沢なサラダに変身するでしょう。
生きくらげと乾燥きくらげの違いは?
生きくらげと乾燥きくらげの違いはなんでしょうか?
それは、きくらげの下ごしらえの仕方にあります。
生きくらげはすぐ使える!
生きくらげは乾燥きくらげと違い、水に戻さずともすぐ調理に使用できます。
サラダなどに使用する場合は一度熱湯で湯通ししてからにしましょう。
炒め物などは調理過程で熱を通すため、湯通しせずにそのまま使えます。
すぐに使える生きくらげは、調理する際に重宝しますよ!
乾燥きくらげはいつでも使える!
乾燥きくらげの賞味期限は約1年と長く、いつでも常備して使用ができます。
しかし、調理する際には一度水で戻さなければなりません。
水で戻す場合は、約6時間、ぬるま湯で戻す場合は、約15〜30分つけるのが目安です。
一方で、いくら乾燥きくらげを水に戻しても、生きくらげのようなプリっとした食感には戻らないので注意が必要です。
美味しい国産の生きくらげを食べてみませんか?
やはり、生きくらげは食感や味わいが乾燥きくらげとは大きく異なります。
しかし、美味しい国産の生きくらげはまだまだ希少です。
お母さんが作ってくれたきくらげ料理が食卓に並んで・・・
子供の頃食べたあのはごたえを、家族で食べたあの風景と一緒に10年後や20年後に思い出してもらえるような・・・
自分が衝撃を受けたあの日のはごたえをたくさんの人に届けたい。
そんな想いを込めて『あの日のはごたえ』を生産しています。
まだまだ希少なきくらげの生産において、空き家課題と向き合いながらノウハウを活かし、新しい活用方法としてきくらげ業界を盛り上げたいです。
私たちは菌床から国産にこだわり純国産の肉厚な生きくらげを生産、お届けしています。
ぜひ一度、お試しください!